数遊びや言葉遊びを保育に取り入れるヒント、ねらいとは?

hoikunabi

言葉や数をたくさん体験できる生活あそび

子どもたちがふだんの園生活やあそびのなかで、外国の言葉やリズミカルな言葉、けた数の大きな数字などに触れる機会をたくさん作りましょう。

(数)ボールやなわとびなどの遊具を片付ける

決まった数しか入れられないような収納棚にボールを片付けたり、なわとびを一本ずつ壁にかけたりするなど、数を数えながら整理して片付けます。

ほかのおもちゃなども、ランダムに収納すると数えにくいので、1つずつ区切って数がわかるようにしてあるとよいでしょう。

(数)ブランコやなわとびの回数を数える

ブランコをこぐ回数や、なわとびで跳ぶかいすを数えて遊ぶことで、楽しみながら数を数える体験をします。

数に興味がない子どもでも、保育者はテンポよく数えているようすをまねて、同じように数えはじめることもあります。

(数)園長に出席人数を報告する

今日の当番の子どもは、クラスの欠席者を確認して、「今日は○人休みだから▽人」と出席人数を園長に報告します。

最初は出席人数、あるいは欠席人数の報告だけでもかまいません。

人にものを伝えるとき「間違えないように言わなくちゃ」と緊張してうまく話せなくなる子どももいますが、このような体験を何度も繰り返すことで慣れていきます。

(言葉)かるたや絵本で語彙を増やす

かるたや絵本は、、生活のなかで使う言葉以外の言葉に触れることができ、語彙を増やすことができます。

かるたの場合、子どもはまず絵札の絵を覚えて、次にその絵札を取るときの言葉を覚えます。

読み札をすべて覚えなくても、最初の絵札の文字を覚えるだけでも楽しめます。

絵本は保育者が抑揚をつけたり、リズミカルに読んだりすることで、子どもと同じようなリズムで読むようになります。

(言葉)歌を覚えてから、歌詞を見る

まず、歌を何回か歌って歌詞を覚えてから、歌詞を部屋に貼り出しましょう。

そうすることで、徐々に歌詞を追いながら歌い、文字を覚えていきます。

歌詞は、小さなカードなどに書くのではなく、模造紙などに大きく書いて貼っておくことで、歌をうたう時間以外でも子どもが見たり歌ったりすることができます。

(言葉・数)

そろそろ小学校を意識する時期の年長児には、学校ごっこなど、あそび感覚で言葉や数に触れる環境をつくりましょう。

今日は小学校みたいにやってみようね。まずは国語の時間です」と一人ひとりに書き取りのマスを作って配り、「自分の名前を書いてみましょう」となどと文字を書いたりします。

また、「次は算数の時間です。今日はりんごを数えてみましょう」といくつかりんごを持ってきて子どもたちの前に並べ、いっしょに数を数えたあと、「あ、ねずみさんが食べちゃった。

いくつ残ってる?」などと数を数えたりします。子どもの机を前向きに配置するなど、小学校の教室のような雰囲気を出すと、子どもも興味を持って取り組めるでしょう。

(おまけ)50音表を張り出して、文字に興味を持たせるのもいいかもしれません。

部屋のなかに、50音表を貼っておくと、ふだんの生活のなかで、文字が自然に子どもの目に入ってきます。

50音表はそれぞれの文字に絵が添えられているものに、50音表を見ている子どもに、「きつねの【き】だね」などと保育者が声をかけるようにしましょう。

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ほいくなびのプロフィール
保育をしている人を応援するサイトです。これからも、よりよい保育を実践していきたいです♪横浜市に引っ越したことを機に、これまで勤務していた保育園を退職。いまは新たな園で勤務し、バタバタな毎日を過ごしています。転職することは不安もあったけれど、何とか頑張っていますヾ(*´∀`*)ノ 園では7月から始まるプールに向けて、掃除の話しが出てきました。本格的な夏まであと少し!
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