療育が必要なADHDやアスペルガーの子どもを保育園でみつける

hoikunabi

見た目は普通のちょっと変わった子に気づく重要性とポイント

あれ?あの子、何か違う?

クラスの中に、そういう子どもはいませんか?

着席していられない、なんだか落ち着きがない、言葉は出ているけれど一方的に話してきて会話になりずらい、年中になってもスプーンのもちかたが握り持ち、など。

もしかすると、その子は発達障害かもしれません。

平成17年4月から発達障害支援法が施行され、発達障害の早期発見に関する内容が盛り込まれ、乳児健診の大きな目的のひとつに発達障害の効果的な早期発見の方法が求められています。

発達障害支援法による「発達障害」の定義は、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現」するものとされています。

肢体障害やダウン症、てんかんなどは乳児期早期から障害がわかりますが、高機能自閉症(知的障害を伴わない自閉症)、アスペルガー症候群、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)など、知的障害を伴わない発達障害の早期発見においては、十分とはいえない状況にあります。

発達障害の子どもは、1歳6か月健診までは「何か気になる」という印象をもたれるものの、それに留まり、それ以降の具体的な支援は見過ごされてきました。

その後の3歳児健診や小学校入学前の健診、小学校就学へと進む中で、「常に落ち着きがない」「会話が成り立たない」「友達と遊べない」など、子どもが抱える困難さが顕在化して初めて、本人や保護者への適切な支援がなされることもあります。

こういった状況を少しでも防ぐために、発達障害支援法が施行された経緯があります。つまり、発達障害の子どもを可能な限り、早く発見しようということです。

発達障害のある子どもを早期に発見することにより、行動面の改善や保護者支援にもつながります。

特に4歳以前の発見が改善に効果的で、早期の発見が重要であるといわれているので、クラスの中で気になる子どもがいる場合は、他の保育者や園長先生にまず相談をしてみましょう。

発達障害のことについて、いきなり保護者にお話しするのはやめましょう。

話しの内容として、慎重さが求められますね。

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発達が気になる子どもの社会性を園で組織的に支援する

発達に心配のある子どもの育ちを支援するためには、家庭、園、専門機関の連携と協力が不可欠です。

組織で支援する必要と、よりよい連携のためのポイントについてご紹介します。

組織的な支援とは?

発達障害のある子どもの支援を行ううえで、重要になるのが、組織的な支援です。

組織的な支援とは、家庭や園、専門機関など、子どもを取り巻く複数の環境が連携し、それぞれの専門性を生かしなが情報や意見を交換し合って子どもを支える支援体制のことです。

発達障害の子どもがクラスに入るからといって、担任だけで問題を抱え込まずに、組織で対応しましょう。

組織的な支援はどうして必要なの?

幼児期の子どもにとって、その生活の基盤となるのは、家庭と園です。

両者は、それぞれ違う角度から子どもの育ちを支える環境であり、そのどちらか一方に問題があると、子どものよりよい育ちは期待できません。

子育ての両軸ともいえる家庭と園が、子どもに関する情報を共有し、互いにその役割を補完し合うためには、相互理解と協力の下に成り立つ連携が必要です。

特に、発達障害のある子どもの場合、家庭や園がその子どもに合った適切な関わり方をみつけていくには、定型発達の子どもの場合より、さらに多くの試行錯誤が必要になることが多くあります。

そのため、家庭と園はよりきめ細かい連携が取れるように、より太いパイプでつながった風通しのよい関係を築き、足並みをそろえて子どもの育ちを支えていくことが必要になります。

園内の組織的な視点とは?

家庭や園、専門機関の連携が必要ですが、そのためには、まずは園内の連携が不可欠です。

子どものことは担任だけしか把握していないという状況のならないよう、園内の全職員が子ども一人ひとりの情報を共有し、共通の認識をもって保育にあたっていくことが大切です。

例えば、発達障害の子どもに限らず、各クラスの子どもについて話し合う会を定期的に設ける他、日ごろから職員同士が気軽に子どもの話をし合えてるような職場の雰囲気づくりができるとよいですね。

園での対応は、そのつど保護者に丁寧に説明を

発達障害の子どもへの支援は、その子のためだけの対応になることもありますね。

例えば、誕生会などの大人数が集まる場所が苦手な子どもは、最初から同じクラスの列に並ぶことができない場合、少し離れたところからようすを見させて、慣れてきたらクラスの列に並ばせるということもあるかと思います。

そういうときは、保護者にあらかじめ、こういう場合はこのように対応すると伝えておきましょう。

子どもにとっては最善であっても、保護者が望まない支援であることもあります。

自分の知らないところで、自分の望まない支援が進められることを快く思う保護者はいないでしょう。

当然、この行き違いが続けば、園や専門機関と保護者との間に溝が生じてしまうこともあります。

ただ、保護者の望まない支援であっても、園や専門機関の考える対応をすることで、子どもが伸び、子どもの成長を喜び合えるような関係になっていれば、このことはあまり問題ではないのかもしれません。

日ごろから、保護者とよく話をしていくことの大切さがここでも意味をもってきます。

保護者の賛同を得つつ、園や専門機関の支援方法で進めていけるとよいですね。

また、頑なに園や専門機関の支援方法を受け入れようとしない保護者、批判的な保護者は、何らかの問題を抱えていることも多くあります。

そのような場合は、保護者を支援するということも念頭においておくとよいでしょう。

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発達障害
ほいくなびのプロフィール
保育をしている人を応援するサイトです。これからも、よりよい保育を実践していきたいです♪横浜市に引っ越したことを機に、これまで勤務していた保育園を退職。いまは新たな園で勤務し、バタバタな毎日を過ごしています。転職することは不安もあったけれど、何とか頑張っていますヾ(*´∀`*)ノ 園では7月から始まるプールに向けて、掃除の話しが出てきました。本格的な夏まであと少し!
ほいくなび