赤ちゃんが嫌がる歯磨きは虫歯予防や歯並びのためにしっかりと

hoikunabi

乳歯や永久歯の生える順番を知っておくことも大切です

歯のケアは、生えたときから始まります。乳歯はもちろん、一生使い続ける永久歯のためにも、大切な習慣です。

園と家庭が協力しながら健康な歯をつくっていくために、保育者は歯についての正しい知識を身につけ、保護者へも伝えましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

乳歯の発達について

乳歯は全部で20本。生えてくる順番や時期はその子によって違います。

6ヶ月ごろ

下の前歯が生えていきます

10ヶ月ごろ

上の前歯が生えてきます

1歳ごろ

上下4本ずつになります

2歳ごろ

上下8本ずつになります

2歳半~3歳ごろ

上下10本ずつ生えそろいます

1歳半前に虫歯にならないために必要な4つの要素

1歳半までは、4つの要素が満たされていれば、虫歯の原因はほとんど発生しません。これらを意識しながら、歯のケアをしましょう。

歯磨き

口の中を清潔に保ち、虫歯菌(プラーク)をきれいに落としましょう。歯が生えたら、歯ブラシで歯磨きを始めることが基本となります。

定期的な歯科検診

虫歯予防のためには年に2回の歯科通院を。虫歯の有無だけでなく、歯磨きの仕方を教えてもらったり、歯並びをみてもらってりできるといいですね。

水分は、水かお茶を

りんごジュースやイオン飲料、ヨーグルト飲料など、酸や糖が入った飲み物を頻繁に口にすると生えたばかりの歯はすぐに虫歯になってしまいます。水分補給は水かお茶にしましょう。

よくかむ食生活を心がける

あごの発育がよいと、歯並びもよくなります。あごはかむことで育ちますので、根菜や葉もの野菜、豆類などかむ回数が多い素材を意識して使うようにしましょう。

生えたばかりの歯は虫歯になりやすいので、生えたら歯磨きを始めましょう

生えたばかりの歯は、乳歯も永久歯も完成された状態ではありません。

表面のエナメル質が十分にできあがっていないので、虫歯菌に出会ったら、すぐに溶かされて虫歯になってしまいます。

乳歯もふくめ、歯は唾液に含まれるミネラルを取り込みながら、丈夫な歯になっていくのです。ところが、そのとき歯が汚れていると、ミネラルを取り込むのが不十分になってしまいます。

そこで、生えたときから歯磨きをすることが大切です。

歯磨きをするときに、歯の汚れを落としながら歯の質を強くするために、歯科医師の指導のもとにフッ素入り歯磨き剤を使う方法もあります。

かかりつけの歯科医にきいてみるとよいでしょう。また、家庭での歯磨きは保護者が仕上げ歯磨きをしますが、そのときは必ず「仕上げ用歯ブラシ」を使いましょう。

子どもがつかっているものでは、きれいにみがけません。

歯のケアは、生えたときから始まります。乳歯はもちろん、一生使い続ける永久歯のためにも、大切な習慣です。

園と家庭が協力しながら健康な歯をつくっていくために、保育者は歯についての正しい知識を身につけ、保護者へも伝えましょう。

虫歯がなく、きれいな歯並びをつくるためには、0~1歳の取り組みが重要になってきます。

理想的な歯は、虫歯がないことだけでなく、歯並びがいいことも大切な要素です。

あごが十分に発育していると、乳歯の前歯にすきまができます。

このような場合、大きな永久歯が生えるスペースが確保されているため、歯並びもきれいになります。

反対にあごが小さく、乳歯がすきまなく生えている場合、永久歯が生えるスペースが狭いので、歯並びに問題が生じる可能性があります。

歯並びをよくするには、あごを十分に育てることが大切なのです。

そのためには、離乳食のうちからいろいろな味を経験させ、よくかんで食べる習慣をつけることが一番です。

食べ物への先入観がない今が大事なときです。

園だけで気をつけるのではなく、保護者へも折りにふれて伝えていきましょう。

ボトルカリエスとは?

1歳すぎの歯のトラブルで多いものにボトルカリエスがあります。

1歳をすぎて、寝かせるときにミルク以外の甘い飲み物(ジュース、スポーツドリンクなど)を哺乳瓶で飲ませる習慣を長く続けていると、ボトルカリエスという症状が出ることがあります。

ちょうど哺乳瓶があたる前歯の裏側や表側が虫歯になってしまうことです。口に何も入れなくても眠れる習慣を身につけ、虫歯を予防しましょう。

園でできる歯のための習慣

おやつはなるべき季節の素材で

家庭ではどうしても甘いものを食べさせてしまいがちです。

せめて園では甘いジュースやお菓子は避けましょう。

季節に合った素材を使ったおやつを栄養士と相談するとよいでしょう。

かんで食べることを見せる

食べるときに保育者がそばで「モグモグしようね」と一緒に口を動かして見せましょう。

子どもは真似をすることが好きなので、真似をしながらかむことも身に着いていきます。

両足をつけて食べる

両足を床にしっかりとつけて食べるとかむ力が増します。

食事中は足をブラブラさせたり、歩きまわったりすることがないようにしましょう。

食後はお茶を飲む

食後は麦茶や白湯などをのんで、口の中の食べかすを流します。

0歳児は園での歯磨きは難しいので、この習慣が大切です。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
0歳児 1歳児 2歳児 健康
ほいくなびのプロフィール
保育をしている人を応援するサイトです。これからも、よりよい保育を実践していきたいです♪横浜市に引っ越したことを機に、これまで勤務していた保育園を退職。いまは新たな園で勤務し、バタバタな毎日を過ごしています。転職することは不安もあったけれど、何とか頑張っていますヾ(*´∀`*)ノ 園では7月から始まるプールに向けて、掃除の話しが出てきました。本格的な夏まであと少し!
ほいくなび