保育での造形あそびの指導案やねらい、評価とは?
子どもの心の動きに寄り添う造形、
子どもの心の動きに寄り添う造形の方法
子どもたちは日々さまざまなものと出会い、
保育者は子どもに寄り添い、普段の子どもたちのことばやしぐさ、
よくわからないときは、
心の動きに寄り添う造形のアイデア
草花への興味や関心から
散歩の途中で見つけた草花を、
子どもたちがいつでも見られるように、
押し花や花束を作って楽しんだり、クレヨンで草花を描いたりと、
年長児への憧れから
年長児が「割りばしペン」で絵を描いているのをみて、
風や光のここちよさから
保育室を通り抜ける風を「気持ちいい」と感じているようなら、
風が吹くと紙テープが揺れて、
感じたことを身体で表現することこそ、造形あそびの大切なポイントです。
子どもと素材の出会いをつくる造形
草花、土、木などの自然のものや画用紙、粘土、紙テープ、
「さぁ、これで○○をつくりましょう」
素材との出会いの環境をつくるアイデア
ふだんと異なる環境をつくる
ある日、保育室の真ん中に何気なく段ボールを置いてみます。
そこからイメージがふくらみ、絵の具で塗ったり、
素材を準備する場面を子どもに見せる
造形あそびの準備を、
保育者の準備のようすを見ることで、子どもたちの思いは、
他の子どもよりも絵や工作が苦手?このごろ絵を描かなくなった、という保護者の悩みに答える!
4歳児の保護者に多い悩みに、他の子どもよりも絵や工作は苦手で、以前はよくお絵かきをしていたのに、このごろ描かなくなったというものがあります。
この時期の子どもにとって、絵や工作は「先生、あのね」と話してくれる、そのありのままであり、自分が感動したことを表現する手段です。
4歳くらいになると 自己主張しながら人と関わっていくようになります。その過程で、他の子どもと自分を比較することは自然なことです。
絵の上手、下手を気にする、意識するようになって、大好きだったお絵かきをしなくなるなどということもあります。
自分にとって「得意なこと」、「不得意なこと」がわかってきて友達とのかかわりの中での自分を認識できるようになれば、自然にまた描き始めるので、心配はいりません。
とはいいつつも、保護者に「心配いりません」と直接的に話すよりも、過度に心配せずに、作品から子どもの気持ちを汲み取り、ほかの得意なことも認めてあげながら、一緒に見守っていくことを保護者に伝えていきましょう。
保護者は自分の子どもと他の子どもの作品を見比べて評価をくだしてしまうことがあるかもしれません。
そのようなときは、子どもが作品をつくるときに、どういう気持ちでつくったのか、背景のできこと、作品に託した子どもの感動を伝えて、保護者に共感してもらえるように心がけてみましょう。
展示する作品には、作成中のようすや、過程などをコメントしたカードを添えておくというのもよいですね。その子どもの得意なことはほかにもあるはずなので、それを認めて言葉にしてあげる大切さを、保護者と共有できるようようにしていきましょう。