どうして小さい子は○○ができないの?
着替えや食事など、保育者のサポートがなくても自分はできるのに、年下の子どもはなぜできないのかという疑問。
いまは小さくてできないけれど、△△ちゃん(質問してきた子)くらいになったらできるようになるということを伝えましょう。
さらに、「やり方を教えてあげようか」「手伝ってあげようか」などと加えてもよいでしょう。
どうして○○くんは耳は聞こえないの?
障害を持つ子どもについての質問には、きちんと事実を伝えます。「いつどんな病気にかかって耳が聞こえなくなった」といった事実に加え、「耳をふさいでごらん。お友達や先生の声が聞こえないよね。
だから、よくわかるように、手でお話ししたりして、みんなで助けてあげようね」と仲間意識を持って、優しく見守れるとような声かけをしましょう。
どうして○○ちゃんにはパパがいないの?
家庭の事情はそれぞれあり、第三者の子どもに詳しく聞かせる必要はありません。
「その分、○○ちゃんのお母さんは頑張っているの」など前向きな回答をし、深刻にとらえすぎないようにしましょう。
「おじいちゃんやおばあちゃんもいるから大丈夫」なとと答えるのもよいでしょう。
どうしておとうさん(おかあさん)は仕事にいくの?
生活するために仕事をしていることを、子どもにもわかるように伝えます。おいしいごはんのほかに、おもちゃであそべる、かわいい洋服を着られるなどと、子どもに身近なことを話すとよいでしょう。
「○○ちゃんの家族が、おいしいごはんを食べて幸せになれるように、がんばっているんだよ」と答えるのもよいでしょう。
どうして先生は結婚しないの?
「これから、すてきな人をみつけるんだもん!」とユーモアたっぷりに答えましょう。質問してきたのが異性だったら、「○○くん、結婚してくれる?」と冗談っぽく聞いてみてもよいかもしれません。
なかには「うん!」と言ってくれる子どもがいるなど、無邪気でほほえましい姿がみられるかもしれません。
煙突がないのに、サンタさんはどうやって来るの?
クリスマスが近くなると、子どもたちはサンタさんがちゃんと家に来てくれるのか心配になりますよね。
かわいい質問です。「「サンタさんだから来られるのよ!煙突がなくても大丈夫!」と、安心させてあげましょう。
なんで△△くんは、でぶなの?
「でぶ」「ちび」「ぶす」など、身体的なことをからかう言葉は、よい言葉ではないし、言われると悲しいから使ってはいけないとしっかりと伝えます。
そして、体型の特徴を子どものよさに変えてあげましょう。
「△△くんは、力持ちだから、重たいものを持つときは頼りになるね」など、体が大きいとよいこともたくさんあるということを伝えます。
どうして○○先生(前の担任)は一緒のクラスになれないの?
担任はそのクラスだけの保育者ではなく、園全体の「みんなの保育者」だということを知らせます。
一緒に遊ぶ機会が減ってさみしそうな子どもには、「お庭では一緒に遊べるよ。楽しみだね」と、声をかけるとよいでしょう。
どうして人を殺してはいけないの?
死んでしまうと、もう一度生き返ることはできないということを伝えます。さらに、「人を殺すてことは、その人が死んでいなくなってしまうということなの。○○ちゃんが好きな人がいなくなったら、悲しいでしょ?○○ちゃんだけでなくて、みんな悲しいの。そんな悲しいことはいやだよね。」などと話し、人が死んだら悲しいこと、命は大切であることを話しましょう。