乳児期の赤ちゃんがかかりやすい病気とは?
保護者のなかには、赤ちゃんは母体からの免疫があるため、
しかし、
特に、
また、
1歳までにかかりやすい病気
乳児湿疹
多くの場合、ほおを中心にあごや首、
症状が悪化すると細かい湿疹が合わさって大きくなり、浸出液(汁)
原因として、子どもの皮脂や汗、よだれ、
園での注意点として、まず清潔を保つこと、
それでも治りにくいときは、
突発性発疹
38~40℃程度の発熱が2~4日続くが、
下痢を伴うこともあり、
原因として、ヘルペスウイルスによる感染が考えられます。
RSウイルス感染症
冬を中心に感染が広がり、せきや鼻水、
特に、ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸器の症状が強く表れ、
園での注意点として、
集団感染しやすいので、注意が必要です。
集団生活での感染を心配する保護者を安心させるために
園での集団生活では、
「
園でできるだけ感染症を抑えるためには?
保育者も予防接種をきちんと受けておくことが大切です。
1歳までに受けなくてはならない予防接種
予防接種法または結核予防法で1歳までに接種が定められている予防接種
BCG
結核を予防するもので、ツベルクリン反応検査をせずに接種することになっていま
す。多くは生後3~4ヶ月ごろ、遅くとも6ヶ月までに接種します。
三種混合(DPT)Ⅰ期
ジフテリア(D)・百日咳(P)・破傷風(T)の予防のため、接種します。生後3ヶ月以
降に接種し、3~8週おきに3回接種します。初回接種後、約1年後に1回追加接種
しましょう。
ポリオ
ポリオウイルスに感染することで起こる小児まひを予防します。生後3ヶ月~18ヶ
月までで2回、ワクチンのシロップを飲んで接種します。1回目と2回目の間隔は6
週間以上です。
1歳までに希望すればできる予防接種(任意接種)
Hib(ヒブ)ウイルスワクチン
小児の細菌性髄膜炎などの原因となる、ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型の感染を予防するもので、生後2ヶ月から接種ができます。
生後2~7ヶ月未満なら4~8週おきに3回接種します。その後、1年の間隔をおいて1回追加接種します。7ヶ月以上は接種回数が異なるので医療機関に相談しましょう。
肺炎球菌ワクチン
小児の細菌性髄膜炎などの原因となる、肺炎球菌の感染を予防します。生後2ヶ月から接種できます。
4週以上の間隔で3回基本接種し、その後60日以上の間隔をおいて、1歳以降に1回追加接種します。7ヶ月以上は接種回数が異なるので医療機関に相談しましょう。
インフルエンザワクチン
0歳児では、接種した場合としなかった場合とで比較した際に、合併症に差はなかったという報告があるが、接種は可能です。1年に2回接種します。1回目と2回目の間隔は1~4週です。
B型肝炎ワクチン
B型肝炎を予防します。出生時に、母親がキャリア(B型肝炎を持っている人)の場合、公費で接種できます。
母親がキャリアの場合、生後すぐと、生後2ヶ月のときにB型肝炎用ガンマグロブリンを注射します。さらに生後2,34ヶ月の間にB型肝炎ワクチンを3回接種します。