読み聞かせのコツや効果は?おすすめの絵本とは?
一つの、まとまりのあるお話や、物語を「読み聞かせ」するには何歳くらいからがよいのでしょうか?まだ語句の意味もわからない子どもに、お話を聞かせてもよいのでしょうか?・・・と考えたことはありませんか?
ここでは、読み聞かせは何歳ころからしてよいのか、ご紹介します。
ことばの意味よりも、保育者の表情を
子どもが6か月をすぎたら、読み聞かせを始めてよいでしょう。保護者は、生後6か月の子どもが物を投げたときに、悲しそうな(怒ったような表情)で「だめよ!」と注意します。ミルクを飲み終えると、笑顔で「良い子ね」とほめることがあります。人と別れるときには「バイバイ」といって、手を振らせています。こんな光景をたびたび目にするでしょう。
子どもには「だめ」「良い子」「バイバイ」の意味が、どういうものであるかはわかっていません。しかし、子どもは保護者の悲しそうな表情、うれしそうな表情を通して発せられることばを、すでにこの時期、感覚としてきちんと受け止めているのです。同時に「表情とことば」によって心も落ち着いてくるのです。
やがて1歳になると、保護者や保育者のことばをまねするようになります。そして、2歳になると200~250語の単語を取得するようになります。
こうした成長過程を理解したとき、早い時期から「読み聞かせ」を行うことが必要になってくるのです。
子どもでも、喜怒哀楽を聞き分ける
やっとお座りができるようになった生後10か月の子どもの前に、カメラを置き、保育者が『ももたろう』の読み聞かせを行ったところ、子どもは静かに聞いていましたが、「(ももが)どんぶらこっこ、どんぶらこっこ」「(ももが)パカッと割れて」という場面になると、子どもたちは「わはは」と肩をゆらして笑いだすのです。そして、次の瞬間にはすぐに真顔になって保育者を見つめるのでした。
生後10か月の子どもは、すでに大人が発する「喜怒哀楽の声」を聞き分ける能力を身に付けているのです。
保育者の「ゆったりとした優しい声と表情」でたくさんのお話を聞かせてあげてください。1歳児は穏やかな心で、ことばを染み込ませていくでしょう。
絵本の読み聞かせを豊かにするためにどうする?
子どもたちは、保育者に甘えたいときに「これ読んで」と絵本をもってくることが多いでしょう。そして、読み聞かせに耳を傾けているときに、絵本と心を通い合わせながら、同時に読み手とも心のキャッチボールをしています。保育者にとっても、絵本の読み聞かせは、子どもの思いを知ることができ、子どもを丸ごと受け入れることができる、大切な時間でもあります。
なので、絵本を読み聞かせるときは、子どもたちが絵本に集中できるように環境を整えてあげましょう。そして、ときどき子どもの顔を見て反応を確かめながら、ゆっくりと読み進めましょう。子どもも保育者も心が満たされるような、豊かな時間を共有できるとよいですね。
そのために、気をつけたいことは
事前に絵本に目を通します
間のとり方や雰囲気づくりを考え、スムーズに読めるように準備しましょう。子どもの反応をうかがう場面もチェックしておくと安心です。
ゆっくり読みます
オーバーな身振り手振りはつけずに、ゆっくりと読みましょう。後ろの子どもにも、語尾が聞こえるくらいの声量を心がけましょう。
静かで落ち着く場所で
窓際やおもちゃが散乱している場所は、子どもたちの気が散ります。壁やつい立で囲まれているような、静かで落ち着く場所を選びましょう。
人数に合わせて体勢をかえます
1~3人なら保育者のひざの上や両脇に座らせましょう。4人以上なら、読み手の1メートルくらい前に座らせると見やすいでしょう。
直前に、手遊びなどで注意を集めて
大勢に読み聞かせる場合、絵本の前に、手遊び歌などで子どもたちの注意を保育者に向けておくと、スムーズに読み聞かせに入れます。
絵本の読み聞かせを豊かにするためにどうする?
子どもたちは、保育者に甘えたいときに「これ読んで」と絵本をもってくることが多いでしょう。そして、読み聞かせに耳を傾けているときに、絵本と心を通い合わせながら、同時に読み手とも心のキャッチボールをしています。保育者にとっても、絵本の読み聞かせは、子どもの思いを知ることができ、子どもを丸ごと受け入れることができる、大切な時間でもあります。
なので、絵本を読み聞かせるときは、子どもたちが絵本に集中できるように環境を整えてあげましょう。そして、ときどき子どもの顔を見て反応を確かめながら、ゆっくりと読み進めましょう。子どもも保育者も心が満たされるような、豊かな時間を共有できるとよいですね。
そのために、気をつけたいことは
事前に絵本に目を通します
間のとり方や雰囲気づくりを考え、スムーズに読めるように準備しましょう。子どもの反応をうかがう場面もチェックしておくと安心です。
ゆっくり読みます
オーバーな身振り手振りはつけずに、ゆっくりと読みましょう。後ろの子どもにも、語尾が聞こえるくらいの声量を心がけましょう。
静かで落ち着く場所で
窓際やおもちゃが散乱している場所は、子どもたちの気が散ります。壁やつい立で囲まれているような、静かで落ち着く場所を選びましょう。
人数に合わせて体勢をかえます
1~3人なら保育者のひざの上や両脇に座らせましょう。4人以上なら、読み手の1メートルくらい前に座らせると見やすいでしょう。
直前に、手遊びなどで注意を集めて
大勢に読み聞かせる場合、絵本の前に、手遊び歌などで子どもたちの注意を保育者に向けておくと、スムーズに読み聞かせに入れます。