子どもの発達を考えて、おまるなのか、パンツなのかを見極める
排泄の自立に向けて
おむつはずれのタイミングは、個人差が大きいものです。
子どものペースに合わせたトイレトレーニングで、排泄の自立を進められるようにしましょう。
おしっこを意識することが自立への第一歩です
トイレトレーニングとは、排泄の自立と習慣を身につけるためのプロセスです。
トレーニングの開始時期を決める目安として、3つのポイントがあげられます。
まず、おしっこが出たことがわかる、次におしっこの間隔が1~2時間以上あく、そして午睡あけなどにおしっこが出ておらずトイレに促すと自分で出せる、の3点です。
いずれもできるようになるタイミングには個人差があります。
一人ひとりに合わせて開始していきましょう。開始時期は年齢のみを基準に考えがちですが、季節もポイントになることがあります。
冬は寒く、おなかが冷えやすいため、、トレーニングの開始には不向きです。早くて1歳の夏、次は2歳の春頃に始めるのがよいでしょう。
排泄のサインと促し
おしっこ
おしっこを意識できているかのサインは子どもによってまちまちです。
例えば、おむつがぬれると「ちっち」と教えてくれる子や、長時間おむつがぬれないときに促すとトイレでおしっこができる子もいます。
なかには、早くトレーニングを始めたがる保護者もいますが、まだ子どもにおしっこの意識が芽生えていない場合は「おしっこの間隔が長時間あかないので」などと理由を説明し、「○○ちゃんのタイミングで始めましょう」と、焦る必要がないことを伝えましょう。
うんち
おしっこはトイレでできても、うんちはできないという子もいます。
うんちの場合は、子どもがいきみだすなどサインがわかりやすいので、もよおしている気づいたらトイレを促しましょう。
また、生活リズムができていれば食後にうんちが出るなど、おしっこより声かけのタイミングはつかみやすいといえます。
うんちのときだけおむつをはきたがる子もいますが、1度トイレに誘ってみて、だめならばオムツをはかせます。決して無理はさせないようにしましょう。