離乳食の初期、中期、後期、完了期の進め方や量とは?
規則的な食事のリズムで生活リズムを整え、赤ちゃんの成長に合わせながら、食べる楽しさを体験させていきましょう。
離乳食の進め方の目安
【初期】5~6か月ごろ:1日1回
なめらかにすりつぶした状態からジャム状へ。
最初は子どものようすを見ながら、1日1回、ひとさじずつから始めます。なめらかにすりつぶした状態のものを、ごっくんと飲み込めるなることを目指します。ミルクは飲みたいだけ与えます。2~3日したらひとさじ増やすくらいのペースで、ゆっくり進めます。少しずつ慣れてきたら、ジャム状の肩さのものへと移行していきましょう。
【中期】7~8か月ごろ:1日2回
ジャム状から舌でつぶせるプリン状へ。
毎日だいたい決まった時間に食べられるようになり、量も食べられるようになったら、2回食に進みます。舌で簡単につぶせる程度のプリン状の固さのものを、もぐもぐごっくんできるようになることをめざします。口に含んだものをすぐに丸のみしてしまわないように、保育者が言葉かけをしながらゆっくりと食べさせましょう。
【後期】9~11か月ごろ:1回3回食
歯ぐきでつぶせるバナナくらいの固さへ。
たいだい決まった時間に食事をし、食べる量や品数も増えてきたら、3回食に進みます。バナナくらいの固さのものを、歯ぐきでつぶして食べられるようになることをめざします。栄養の多くを離乳食から摂るようになる時期です。食べる意欲を育むためにも、楽しい食事体験ができるようにしましょう。手づかみ食べやコップ飲みも少しずつ試していきましょう。
【完了期】12~18か月ごろ:1日3回食
歯ぐきでかめる煮込みハンバーグ状へ。
1日3回食のリズムを大切にしましょう。前歯で噛み切って、自分のひと口量を覚えていきます。手づかみ食べが盛んになる時期なので、食事を楽しむためにも、落としたりこぼしたりしてもよい環境を整えましょう。スプーンやフォークを使いたがるようになります。保育者がようすを見ながら挑戦させてみましょう。
離乳食を始める際には、子どもの食事栄養のバランスが崩れないよう、栄養士と相談しながら進めることも大切なことです。