園で一人ぼっちの子どもはいませんか?
引っ込み思案なのか、人見知りなのか、集団あそびに入らず、いつもひとりでポツンとしている子は、クラスにいませんか?
他の友だちが、子どもどうしでごっこあそびなどをしているのに、友だちの輪の中に入れないのか、部屋の隅からみんながあそんでいる姿をじっと見ていたり、友だちや保育者があそびに誘っても、だまって下を向くだけで仲間に加わろうとしない子はいませんか?
一人ぼっち(ぼっち)の子どもとは
保護者からは、「家では園の話しをよくする」「園は楽しい、と言っている」と言われるなど、意外と楽しんでいるのかも?と思うこともある、ひとりぼっちタイプ。
ひとりでポツンとしていると、さみしい思いをしているのではないかと心配になりますが、なかには、そうやってみんながあそんでいる姿を見ることで、自分も楽しんでいる子もいます。
一方で、一緒にあそびたいけれど仲間に入れない、というタイプもいます。
どちらのタイプかを判断するのは難しいので、保護者から子どもの性格や降園後の様子を聞き、こまかく連携を取りながら慎重に見極めていく必要があります。
ぼっちの子供の支援とは
ひとりでポツンとしているタイプは、やがて友だちの輪に入っていけるようになるので、しばらくは見守っていくのがいいでしょう。
何がなんでも友だちとあそぶこともありません。
友だちからの誘いがあったり、自分からあそびに入っていったりして、いつのまにかひとりぼっちを抜け出していることも少なくありません。
一緒に遊びたいけれど、仲間に入れないタイプの子どもの場合は、保育者がこまめに声をかけて関係を築くことが必要です。
保護者から、その子の好きなあそびやキャラクターを聞いておくと、それをきっかけに仲良くなれることもあります。
年少児なら、友だちとは難しくても、保育者となら関わることができるという段階に達すれば十分ですが、年中児以上であれば、保育者との関係をベースに、さらに友だちと関わる機会を増やしていくことが必要になります。
保育者は、その子の得意なあそびを通じて、ほかの子との関係をつないでいけるよう取り組んでいきたいですね。