口に手を入れる、股をさわる、髪を触る、チックなど子供のくせはさまざまです
子どものしぐさの中には、気がかりなものもありますね。
幼児のクセの多くは、いずれ無くなるものです。
指しゃぶりや爪かみなどの子どものしぐさやクセは、
愛情不足が原因といわれたり、歯並びに影響するなど、
しかし、大人で指しゃぶりをする人がいないように、
強く叱ったり、
保育のなかでも、「またやっている」
急に表れる場合は、ストレスサインの可能性も
おおらかに見守っていてよいしぐさやクセも多い一方で、
ほかの人にイヤなことをされたり、大きな行事の前など、
症状が長引くときは、
その場合、不安になった保護者が子どものクセに過剰に反応してしまい、
指しゃぶり、爪かみ、吃音(どもり)、チック症状などの気になりがちな、しぐさやクセについて、具体的な対応をご紹介していきたいと思います。
指しゃぶり
指しゃぶりは、
仮に指しゃぶりがかなりひんぱんで、指にタコができたり、
そっと手を口から離したり、
爪かみ
爪かみは、
たびたび注意したり、「不潔だから」と否定するのはよくありません。
また、
吃音(どもり)
吃音も保護者にとってかなり気がかりな症状ですが、
どもったり、そのために発音がおかしいところがあっても、
吃音があると、
自信がつくと吃音がなくなっていく場合も多いので、
チック症状
チックとは、目をパチパチさせたり、口をゆがめる、
咳払いや舌打ち、特定の語を繰り返す、ジャンプするなどもチックの一種です。
アレルギー性結膜炎などが原因で目にかゆみがあり、目をパチパチさせているなど、ほかの病気が原因のこともあるので、まずはチックかどうか、ようすをみましょう。
チックの原因ははっきりとは分かっていません。
以前は子どもが抱えている精神的ストレスや保護者の育児方法に原因があるという解釈もありました。
最近では、脳の神経伝達のバランスがとれないことが原因であるという見方が主流になってきています。
チックの大半は一時的なもので、自然となくなり思春期ごろまでにはおさまります。
子ども自身は気づかないうちに始めているので、やめるように注意されても自分の意志でやめることはできません。
本人や周囲が意識しすぎると、かえってその行動が増えるので、自然に接することが大切です。
ただし、症状が激しく、肉体的に痛みがあったり、気になって遊びに集中できかったり、まわりの子に影響があるような場合は保護者にようすを伝え、専門機関での受診をすすめましょう。
代表的なチック症状には次のようなものがあります。
目をパチパチさせる/顔や口をゆがめる/首をふる/鼻をすする/舌打ちする/咳払いをする/肩をすくめる/自分をたたく/ジャンプする/体をゆらす/特定の語をくりかえす
頻尿
病気が原因ではなく、精神的な原因で起こる頻尿は、外出前など、気になり始めると短時間に何度もトイレに行くのが特徴です。
何かに集中しているときは、あまりトイレに行きません。「またおしっこ行ったの?」などと意識させるとひどくなりやすいので、そっと見守りましょう。長くても半年ほどで自然に治るので、水分を控えたりする必要はありません。
髪を抜く
自分の髪をかきむしったり、引っ張ってときどき数本が抜け落ちる程度であれば、あまり問題はありません。特定の場所の毛を抜いて部分的に脱毛しているような場合は、一度保護者に皮膚科や小児科での受診をすすめましょう。
園で髪を抜くクセに気づいたときは、関心をほかに向けるように遊びに誘う程度で、強く制止はしないようにします。
数ヶ月〜半年くらいで自然に治る場合が多いようです。