ダンゴムシ遊びを子どもと一緒に
身近な生き物や自然に目を向け、子どもたちへの言葉かけや遊びのヒントをご紹介します。
今回はダンゴムシに注目してみましょう。
ダンゴムシは暗くて湿ったところが大好きで、園庭の木陰や倉庫の近く、下駄箱の下などでよく見かける身近な生き物ですね。
大きな石やブロック、植木鉢を移動させたときにも、見つかることもあるでしょう。
ダンゴムシはどんな体をしているの?
ダンゴムシの背中は、黒くて硬い殻でできていて、たくさんの節に分かれていますね。この節のおかげで、つなぎめを伸び縮みさせ、体全体を丸く、ダンゴのようにできるのです。
体長は約10~15ミリくらいで、脚は左右に7本ずつ、全部で14本あります。
このたくさんの脚を使って、歩いたりよじのぼったりするのが得意です。
ダンゴムシと「ムシ」の名称がついていますが、昆虫ではなく、エビやカニと同じ甲殻類の生き物です。
ダンゴムシは何を食べているの?
ダンゴムシは落ち葉や昆虫の死骸などを食べているといわれています。
また、それ以外のものも、いろいろと食べているといわれているので、飼育をするときは、煮干しやキャベツなどいろいろなものを与えるとよいでしょう。
いろいろなものをかじって食べていますが、人を噛むほどの力はないので、子どもも安心して飼育することができますよ。
ダンゴムシの赤ちゃんは?
ダンゴムシのお母さんのおなかの中で卵がかえって、赤ちゃんが生まれてきます。
赤ちゃんは白くて透き通った体をしていて、0.5ミリほどと、とても小さいですが、危険を察するとダンゴのように丸くなることができます。
赤ちゃんは脱皮をくりかえして、大きくなり、1年くらいで大人になります。脱皮をしたあとの抜け殻は、自分で食べてしまいます。
どんなウンチをしているの?
ダンゴムシはとてもよく食べます。
食べる量が多い分、ウンチもよくでます。
ウンチの形は平べったい四角で、これが栄養たっぷりの土のもとになります。