地域の子育てに関わる社会資源とは
子育てをしている家庭を地域で支援していくという考えが広まっています。
家庭や地域での子育て支援機能が低下してきていることに加え、そして、子育て中の保護者は、ストレスが多く、悩んでいる人が多くいます、
保護者が気軽に話すことができ、助け合えるという環境や制度を整えていくことが行政を中心に取り組まれてきています。
ここでは子育てをしている家庭に関わるさまざまな社会資源と、その特徴を理解しておきましょう。
保育所に通ってきている児童や保護者だけでなく、地域の児童や保護者も支援しているという視点をもてるとよいですね。
社会資源とは
社会資源とは、個人や集団(グループ・家族など)のさまざまなニーズを満たし、目標を達成するために活用できる資源を意味しています。
子育て支援に関わる社会資源とは、子育てをしている家庭が抱えるさまざまなニーズを充足するために、何らかの支援や援助を提供することができる制度や、機関・施設・組織、人、技術、知識、資金、物質等すべてを資源であるといえます。
そして、子育て支援に関わる社会資源は、制度化されているもの(フォーマルな社会資源)と、制度化されていないもの(インフォーマルな社会資源)があります。
フォーマルな社会資源(制度化されているもの)
社会制度としての公的な機関や施設
児童福祉や保育に関する法律や制度のことです。
児童福祉法や保育所保育指針などを指します。
専門的な施設や機関
行政の公的な機関や施設のことです。
児童相談所や保健センター・警察などを指します。
保育所や児童発達支援センター、子育て支援センターなどで、民間の組織が運営している施設も、ここに入ります。
公式な人的資源
保育士、栄養士、公認心理師、医師、保健師、民生員など。